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■データベース検索エンジン(MeCabとPGMeCab)のインストールと設定

MeCabは 京都大学情報学研究科−日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所共同研究ユニットプロジェクトを通じて開発されたオープンソース形態素解析エンジンです。
MeCabに関する詳細は、MeCabのサイト(http://mecab.sourceforge.net/)を参照して下さい。

DenbunPOP版をお使いいただけるMeCabのバージョンについては、『動作環境』をご参照ください。
1.パッケージソースの展開
FTP転送したファイルからパッケージソースを展開します。この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとします。


展開が終了すると、/usr/local/src下にmecab-0.96というディレクトリが作成されます。
2.パッケージのインストール
パッケージの構成(Configuration)を行なうために、configureスクリプトを実行します。
キャラセットはUTF-8を指定して構成します。
configureスクリプトは、ソースを展開したディレクトリに移動して実行します。


次にパッケージの構築(Make)を行ないます。
パッケージの構築には GNU make を使用します。


最後にパッケージをインストールします。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。


インストールが完了したら、gmake cleanコマンドでクリーニングを行ないます。これにより、ソースツリーから構築用のファイルを削除しディスク領域を空けることができます。
3.ライブラリのリンク作成
MeCabのライブラリは /usr/local/lib にインストールされますので、/usr/lib にシンボリックリンクを作成します。

 

4.MeCab用辞書のインストール

5.パッケージソースの展開
FTP転送したファイルからパッケージソースを展開します。この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとします。

 



展開が終了すると、/usr/local/src下にmecab-ipadic-2.7.0-20070801というディレクトリが作成されます。
6.パッケージのインストール
パッケージの構成(Configuration)を行なうために、configureスクリプトを実行します。
キャラセットはUTF-8を指定して構成します。
configureスクリプトは、ソースを展開したディレクトリに移動して実行します。



次にパッケージの構築(Make)を行ないます。
パッケージの構築には GNU make を使用します。


最後にパッケージをインストールします。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。


インストールが完了したら、gmake cleanコマンドでクリーニングを行ないます。これにより、ソースツリーから構築用のファイルを削除しディスク領域を空けることができます。
7.pgmecab()のインストール
Tsearch2は、半角スペースで区切られた単語単位でインデックスを構築する方式となっているため、日本語のように単語の区切りが明確でない言語は適用できません。
そこで、日本語文書に対し MeCabによる分かち書きを適用する関数pgmecab ()による分かち書きの結果をインデックス化することで、Tsearch2の日本語での使用を可能とします。
8.パッケージソースの展開
FTP転送したファイルからパッケージソースを展開します。この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとします。

展開が終了すると、/usr/local/src下にpgmecab-1.1というディレクトリが作成されます。

9.パッケージのインストール
パッケージの構築(Make)を行なう前に、pgmecab.cおよびMakefileの編集を行ないます。
まず/usr/local/src/pgmecab-1.1/pgmecab.cファイル内に以下の3行を追加します。


次に/usr/local/src/pgmecab-1.1/Makefileファイルを編集します。
MECAB_CONFIG_PATH に/usr/local/bin/mecab-config を、USE_PGXSパラメータに値を設定します。


次にパッケージの構築(Make)を行ないます。
PostgreSQLの管理コマンドを使用するので、環境変数に管理コマンドのPATHをセットします。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。


パッケージの構築には GNU make を使用します。


最後にパッケージをインストールします。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。


インストールが完了したら、gmake cleanコマンドでクリーニングを行ないます。これにより、ソースツリーから構築用のファイルを削除しディスク領域を空けることができます。


以上で「pgmecab()」のインストールは終了です。


 
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