Denbun POP版マニュアル
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■スケジューラーの自動起動設定

ここでは、Denbunの「自動受信」機能をお使いいただくために必要な設定を説明いたします。
Denbunの「自動受信」機能をお使いいただく場合、サーバー上で「スケジューラー」が動作している必要があります。
スケジューラーとは?
起動(※起動方法については、次項参照)すると、サーバー上に常駐し、指定された時間に、自動的に「自動受信」機能を起動する役割をします。
スケジューラーを起動するには?
「スケジューラー」は、サーバーマシンが起動する際に、1回だけ起動していただければ結構です。

また、既にサービスが動いている状態で、再度起動したとしても、重複起動はしないよう設計されています。
各サービスは、Denbunのインストールディレクトリにある次の実行ファイルです。

スケジューラープログラム 「dnpscheduler」
1.スケジューラープログラム
スケジューラープログラムのコマンド形式は次の通りです。

dnpscheduler [Denbunインストールディレクトリ] 監視間隔

監視間隔は、メールの受信チェックを実施する間隔で、5分単位で指定します。
例えば、Denbunインストールディレクトリが /var/www/cgi-bin/dnpwmlで、5分間隔で受信チェックを行なう場合は
      dnpscheduler /var/www/cgi-bin/dnpwml 5
となります。
Denbunのインストールディレクトリにはプログラムと一緒にサンプルのシェルスクリプトファイル(dnpscheduler.sh)が用意されています。
[root@xxxxxx ~]# vi /var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpscheduler.sh
#!/bin/sh

export LD_LIBRARY_PATH=/var/www/cgi-bin/dnpwml/lib
/var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpscheduler /var/www/cgi-bin/dnpwml 5

サンプルスクリプトファイルをご利用の環境に合わせて修正します。
2.スケジューラーの自動起動
サーバーの電源投入時にスケジューラーが自動的に起動するように設定をします。例えば、/etc/rc.d/rc.local に記述して起動することができます。また、前述のようにサービスプログラムは重複起動が抑制されていますので、cronを利用して、定期的に起動することも可能です。 まずcrontabを編集するエディターを設定します。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。

[guest@xxxxxx ~]$ su
パスワード:
[root@xxxxxx guest]# export EDITOR vi

次にcrontabを編集し、スケジュールを登録します。
以下のコマンドを入力し、crontabを開きます。
[root@xxxxxx guest]# crontab -u apache -e
上記「apache」は、お使いのWebサーバーが動作しているユーザー名を指定してください。

[crontabの編集(例)]
30 8 * * 1,2,3,4,5 /var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpscheduler.sh
この例では、月曜日から金曜日までの毎日8時30分にスケジューラを起動します。
Cronコマンドに関する詳細は、OSのマニュアル等をご参照ください。



 
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