Denbun POP版マニュアル
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■メール索引最適化の自動実行設定

ここでは、Denbunの「メール索引の最適化」を指定のスケジュールで自動的に実行するための設定方法について説明いたします。

※最適化処理はメールデータ量に応じて時間がかかります。
 また実行中、対象のユーザーはDenbunを使用する事ができませんのでご注意ください。
※説明中ではDenbunのインストール先が「/var/www/cgi-bin/dnpwml」であることを前提にコマンド例を記述しており、お客様の環境とは異なる場合があります。
1.「メール索引の最適化」プログラムを実行させるシェルスクリプトファイルを作成する
メール索引の最適化プログラム(Denbunインストール先/dnpvacuum)を起動するシェルスクリプトファイル(dnpvacuum.sh)を作成します。
シェルスクリプトファイルには、以下の起動引数を指定した最適化プログラム起動コマンドを記述します。

起動引数:
-h [Denbunインストール先フルパス]
-l
-a  (←全ユーザーを対象とする実行するオプション)
-u [ユーザーID]  (←ユーザーIDを指定して実行するオプション)

※処理対象ユーザーを決定する起動引数の -a-u [ユーザーID] は必ずどちらか一方のみを指定してください。
※最適化処理はメールデータ量に応じて時間がかかります。全ユーザーを対象とする場合はご注意ください。

※コマンドの記述例1 : 全ユーザーを一括最適化する場合
/var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpvacuum -h /var/www/cgi-bin/dnpwml -l -a

※コマンドの記述例2 : ユーザーIDが「2」のユーザーを最適化する場合
/var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpvacuum -h /var/www/cgi-bin/dnpwml -l -u 2


vi等のテキストエディタでファイル名を「dnpvacuum.sh」としてDenbunインストール先に作成します。

[root@xxxxxx ~]# vi /var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpvacuum.sh

※dnpvacuum.shの記述例
#!/bin/sh

export LD_LIBRARY_PATH=/var/www/cgi-bin/dnpwml/lib
/var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpvacuum -h /var/www/cgi-bin/dnpwml -l -u 2

Denbunインストール先パスは環境に合わせて修正して下さい。
また最適化プログラム起動コマンドは、実行する内容に合わせて引数を指定してください。

続いて作成したdnpvacuum.shファイルに実行権を付与します。

[root@xxxxxx ~]# chmod 755 /var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpvacuum.sh

2.cron設定
cronを利用して、定期的に起動するように設定します。
まずcrontabを編集するエディターを設定します。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。

$ su -
Password:
# export EDITOR vi

次にcrontabを編集し、スケジュールを登録します。
以下のコマンドを入力し、crontabを開きます。

# crontab -u apache -e

上記「apache」は、お使いのWebサーバーが動作しているユーザー名を指定してください。

※crontabの編集例
0 2 1 * * /var/www/cgi-bin/dnpwml/dnpvacuum.sh

※上記の例では、毎月1日の02時00分に/var/www/cgi-bin/dnpwmlにある「dnpvacuum.sh」が実行されます。
※Cronコマンドに関する詳細は、OSのマニュアル等をご参照ください。


 
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