ここでは、Denbunの「メール索引の最適化」を指定のスケジュールで自動的に実行するための設定方法について説明いたします。
※最適化処理はメールデータ量に応じて時間がかかります。
また実行中、対象のユーザーはDenbunを使用する事ができませんのでご注意ください。
※説明中ではDenbunのインストール先が「C:\Inetpub\Scripts\dnpwml」であることを前提にコマンド例を記述しており、お客様の環境とは異なる場合があります。
- 1.「メール索引の最適化」プログラムを実行させるバッチファイルを作成する
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メール索引の最適化プログラム(Denbunインストール先\dnpvacuum.exe)を起動する最適化バッチ(dnpvacuum.bat)を作成します。
最適化バッチには、以下の起動引数を指定した最適化プログラム起動コマンドを1行で記述します。
起動引数:
-h [Denbunインストール先フルパス]
-l
-a (←全ユーザーを対象とする実行するオプション)
-u [ユーザーID] (←ユーザーIDを指定して実行するオプション)
※処理対象ユーザーを決定する起動引数の -a と -u [ユーザーID] は必ずどちらか一方のみを指定してください。
※最適化処理はメールデータ量に応じて時間がかかります。全ユーザーを対象とする場合はご注意ください。
※dnpvacuum.batの記述例1 : 全ユーザーを一括最適化する場合
"C:\Inetpub\Scripts\dnpwml\dnpvacuum.exe" -h "C:\Inetpub\Scripts\dnpwml" -l -a
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※dnpvacuum.batの記述例2 : ユーザーIDが「2」のユーザーを最適化する場合
"C:\Inetpub\Scripts\dnpwml\dnpvacuum.exe" -h "C:\Inetpub\Scripts\dnpwml" -l -u 2
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Windows付属の「メモ帳」等のテキストエディタを起動し、ファイル名を
「dnpvacuum.bat」としてDenbunインストール先に保存してください。
- 2.atコマンドへの登録
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Windowsの機能であるatコマンドを利用して、定期的に最適化プログラムを実行させるようにします。
サーバー上で[スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[コマンドプロンプト]をクリックし、コマンドプロンプトを起動します。
Windows付属の「at」コマンドを実行します。
> at 02:00 /every:1 "C:\Inetpub\Scripts\dnpwml\dnpvacuum.bat"
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※上記の例では、毎月1日の02時00分にC:\Inetpub\Scripts\dnpwmlにある「dnpvacuum.bat」が実行されます。
※at コマンドの詳細に関しましては、Windows付属のヘルプをご参照ください。
正常に実行されると「新しいジョブをジョブID=XXで追加しました。」というメッセージが表示されます。これで登録は完了です。サーバー上で指定した時間に、「dnpvacuum.bat」が実行されるようになります。
- 3.起動を確認
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Denbunの管理ツールから
メール索引の最適化画面を表示し、
対象ユーザーに対して「メール索引の最適化」が実行されたことを確認してください。
処理が実行されると、最終処理日時に終了時間、処理結果に「処理を正常に終了しています。」と表示されます。
※自動起動時間に、管理ツールからの「メール索引の最適化」が既に実行中だった場合、設定した自動起動はキャンセルされます。管理ツールからの「メール索引の最適化」処理と重複起動することはありません。