ここでは、V3.3PR8.0/PostgreSQL 9.2対応版からV3.3PR9.0/PostgreSQL 13対応版に移行する手順をご説明いたします。
1.V3.3PR9.0 の新規インストール
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ダウンロード
Denbun POP V3.3PR9.0 PostgreSQL13 対応版を以下URLからダウンロードします。
https://www.denbun.com/binary/Linux/RedHat9/dnpwmlV33PR90lR9pg13.tar.gz
インストール
Denbun POP V3.3PR9.0 PostgreSQL13 対応版を移行先のサーバーにインストールします。
https://www.denbun.com/ja/help/helppop/systemadmin/pg83_linux.html
※インストール後、以下URLより新サーバーのDenbun POP V3.3PR9.0にログインいただき表示されるお客様コードを元にライセンスキーの再発行を行ってください。
https://www.denbun.com/ja/pop/support/licensekey.html
2.V3.3PR8.0 のバックアップを取得
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移行元データのバックアップ
以下のページを参考に、移行元のDenbun POP V3.3PR8.0 PostgreSQL9.2対応版のデータベース及びファイルをバックアップします。
https://www.denbun.com/ja/help/helppop/systemadmin/pg83_linuxmainte.html
3.バックアップを移行先環境でリストア
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移行先のサーバーで「dnpwmldb」をリストア
Denbun POP V3.3PR9.0 PostgreSQL13 対応版をインストールしたサーバーにて、以下のコマンドで元のデータベースを削除し、バックアップしたデータベースをリストアします。
[コマンド例]
# su – postgres
$ /usr/local/pgsql/bin/dropdb -U postgres dnpwmldb
$ /usr/local/pgsql/bin/pg_restore -C -Fc -U postgres -d template1 /home/postgres/backup/dnpwmldb.pgdmp
以下のようなエラーが出力されることがありますが、既に登録済みのスキーマに関するエラーですので無視していただいて問題ありません。
pg_restore: TOCエントリ6; 2615 2200 SCHEMA public postgres から
pg_restore: エラー: could not execute query: ERROR: schema "public" already exists
コマンド: CREATE SCHEMA public;
pg_restore: TOCエントリ668; 2612 17518 PROCEDURAL LANGUAGE plpgsql postgres から
pg_restore: エラー: could not execute query: ERROR: extension "plpgsql" already exists
コマンド: CREATE PROCEDURAL LANGUAGE plpgsql;
各ユーザー毎のメールファイル、メール索引ファイルをリストア
バックアップした「dnpwml/dnpwmldata/1/user」をリストアします。
Denbun POP V3.3PR9.0 PostgreSQL13 対応版インストール先の「user」を削除した後に、バックアップデータの「user」をコピーしてください。
※「user」ディレクトリをそのまま上書きコピーをしますと、データが破損する恐れがあります。
管理者がユーザー情報画面で登録した画像データをリストア
バックアップした「dnpwml/dnpwmlfile」をリストアします。
Denbun POP V3.3PR9.0 PostgreSQL13 対応版インストール先の「dnpwmlfile」を削除した後に、バックアップデータの「dnpwmlfile」をコピーしてください。
※「dnpwmlfile」ディレクトリをそのまま上書きコピーをしますと、データが破損する恐れがあります。
4.動作確認
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サーバー再起動
サーバーを再起動し、Denbun POPにアクセスできることを確認してください。
正常にログイン画面が表示されましたら、作業は完了です。
※ログインされますと、ライセンスキーの入力が求められますので発行されたライセンスキーを入力してください。